メダカの生態と減少理由

メダカの棲み家

メダカは、河川の主流よりもむしろ、支川の細流や水田や用水路のような流れの緩やかな場所や、平野部の池や沼などの止水域に好んで生息しています。
体長は3センチ程度。群れて泳ぐ習性があります。 

 

 

似た魚「かだやし」
よく似た魚に「かだやし」がいます。これは北アメリカ原産のメダカで日本種に比べやや体長が長く、メダカより背や尾ひれに丸みがあるのが特長です。「かだやし」が蚊を絶やすほどボーフラを食べるので、マラリア予防のため、かだやしを放流した地域もあります。

外来種との生存競争
かだやしはメダカと同じ生息環境に育つのでメダカとの棲み家の奪い合いになり、多くの場合かだやしの方が生息域を勝ち取っているようです。また、最近ルアーフィッシングで人気の高いブラックバスなどもメダカを格好の餌食とするため、安全な浅い水域の水面近くをかだやしに追いだされたメダカは、ブラックバスの住む危険な水域に行かざるを得ないことになり、ここにもメダカ減少の一因があると言われています。

メダカの繁殖
メダカは水草に卵を産み付けます。小川のコンクリート3面貼りは水草の生育を許さないものとなります。そのため、水草が減少して繁殖の条件がますます悪くなっていっているのが現状です。

 

 

メダカの食事
メダカの餌は主に動物性プランクトンで、マルミジンコ、ミジンコ、ゾウミジンコを好んで食べています。これらの動物性プランクトンがいない場合は植物性プランクトンやボーフラを食べますが、底に住むイトミミズなどはほとんど食べません。
メダカと水質
メダカはもともと水質汚濁には強い魚と言われています。止水域に好んで生息するため、水温上昇や自然物による汚れには強いのですが、農薬や生活排水などの汚染には弱いと言われています。
メダカ減少と農法の変化
メダカの減少は米作りと深く関わっています。日本古来の農法では冬でも田に水がはられており、メダカは田や用水路、小川を行き来しながら冬を越すことができました。しかし、近代農法になってからは冬は乾田となり、メダカの生息場所は大幅にせばめられることになります。
農業従事者の不足や米価格・流通の問題、これらの問題がメダカの生息環境と深く関わってきています。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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